総量規制って何?

大きなお金を借りるときに避けては通れない総量規制。その仕組を知りましょう。

総量規制って何?

総量規制とは「年収の3分の1までしかお金を貸してはいけませんよ」という法律です(年収の3分の1は借り入れの「総額」)。賃金法という法律の中に記載されています。

キャッシングを考慮されている方ならどこかでこの総量規制という言葉を目にしたことがある(もしくはこれから目にすることになる)はずです。

だけど、この総量規制ってわかりにくい&曖昧なんですよ。「万人が、あらゆる場面で、年収の3分の1までしかお金が借りられない」とかだったらわかりやすいんですけど、それだと殆どのサラリーマンは不動産を購入出来ませんよね?なので「例外」や「除外項目」がたくさん設定されているんです。

お金を借りるときに自分は総量規制の対象になるのか、例外扱いで対象にならないのかを事前にチェックする必要があります。


銀行でキャッシングをすれば総量規制はない?!なぜ?

アコムやプロミス、アイフルといった有名な消費者金融でこの総量規制は適応されます。ですが、銀行のカードローンサービスなどでお金を借りた場合には総量規制は対象外となります。

どちらもお金を借りて金利がかかることに違いはないのに、です。

なぜなら総量規制というのは、アコムやプロミス、アイフルなどの消費者金融サービスに適応されるもので、新生銀行のレイク、オリックス銀行、イオン銀行のカードローンなどは「銀行業法」で動いているので、総量規制は適応されない、つまり、適応される法律が違うんです。

これを利用して(?)展開していたのが上記でも挙げたレイク。

レイクは2011年以前は列記とした消費者金融業者でしたが、レイクの商標を新生銀行に譲り、新生銀行フィナンシャルとして銀行業法に則って貸付業務を行うようになりました。なので現在レイクは総量規制の対象外です。

銀行と消費者金融と何が違うの・・・と言いたくなりますが、理屈としては、「直接お金を借りるのか(借り入れ)」(消費者金融)「肩代わりしてもらっているのか(貸し付け)」(銀行)の違いとなります。


総量規制の例外、適応除外となるのは・・・

少し複雑ですが、総量規制の例外、除外とされている項目を見ていきましょう。ご自身の場合はOKかどうか当てはめてみてください。ここではわかりやすさを重視して代表的な項目のみを掲載しているので詳細な例外、対象外項目を知りたいという方は日本賃金業協会の公式HPからご確認ください。


総量規制の例外となるケース

  • 個人事業主への貸し付け。
  • 配偶者と合わせて年収の3分の1の貸し付け。
  • 顧客に一方的に優位になる借り換えの場合の貸し付け。
  • 医療費が急に必要になった場合の貸し付け。
  • その他緊急性が高い場合の貸し付け。

など。

総量規制の除外項目となるケース

  • 自動車購入のための貸し付け。
  • 不動産購入のための貸し付け。
  •  高額な療養費の貸付け。
  • 不動産を売る予定で、そのお金で返済出来る貸し付け。
  • 有価証券を担保にした貸し付け。

など。


「例外」と「除外」の違いは、除外のほうが総量規制の対象外とされる確実性が高く、例外は「一応規制の対象外だけどケースバイケース」というぐらいに考えておいたほうが良いでしょう。


銀行ならいつでもたくさんのお金を借りられる、わけではない

銀行は銀行業法に則ってお金を貸し付けているため、総量規制の対象にはならないということを見てきました。

ですが、もちろん総量規制が適応されないということは貸し付けるリスクがあるということ。審査は消費者金融よりも厳しい傾向があると考えましょう。カードローンの種類にもよりますが、金利も消費者金融よりも低い分、自動車ローンや住宅ローンなど、大きなお金を貸し付けるのがメインです。

個人で銀行からお金を借りる場合、ローンなどの大金の他には、

今まで複数の消費者金融で借りていたけど金利が高い→金利が低い銀行で全ての借金をまとめて一本化する

といった使い方がメインになります。


総量規制の「例外」なら主婦でも消費者金融でお金を借りることが出来る

消費者金融は数十万円の比較的少額のお金を借りやすく、借りるまでの期間も最短で即日のものもありますが、年収の3分の1の総量規制が適応されます。

年収がほとんどない主婦の方個人の生活費以外に少しまとまったお金が必要になった個人事業主の方がお金を借りる場合、銀行のローンの審査に通るのは大変ですから、消費者金融に頼る他ありません。

そんなときに上記で見た「総量規制の例外」が活きてきます。

個人事業主の方は、理由を説明すれば「個人事業主への貸し付け」の例外が適応され、年収の3分の1以上のお金を借りることが出来る可能性があります。

主婦の方は「配偶者と合わせて3分の1以上」の例外が適応され、ご主人の収入証明を提出すればお金を借りることが出来ます(専業主婦の場合、事前にお断りしている消費者金融も多いので要確認)。

ただし、主婦の場合、注意したいのはご主人の収入証明を出しても返済義務はご自身1人のものになるということ。たとえご夫婦であっても個人返済となりますので、その点だけトラブルにならないように、ご主人に事前に説明をすることを心がけましょう。


大きなお金を借りるときに考える道筋

借りたいお金の額がいくらなのか?その目的は?

その額が収入の3分の1を超えているのか?(総量規制が適応されるのか?)


収入の3分の1を超えている場合

銀行系のカードローンサービスで、銀行の審査を受け、貸し付けてもらう。→銀行の審査に通らなかった場合、自分が総量規制の例外、除外項目に当てはまるのかを考慮。→例外が適応される場合、消費者金融に理由付きで借り入れの審査を依頼する。

収入の3分の1を超えていない場合

数十万円の額で、収入の3分の1を超えていない場合、インターネットなどで消費者金融の審査を受けて、サービスによっては最短即日で借り入れることが出来る。


【豆知識】バブル時代に大蔵省によって行われた総量規制

総量規制という言葉が世間に一番強い印象を残したのは、現在の賃金業法で適応されているものではなく、バブルのとき、すなわち銀行がバンバンお金を貸してくれていた時代に、土地の価格が上がりすぎたため、融資を制限する目的で適応された「総量規制」でしょう。

当時の人々は銀行が潰れるわけがない。土地の価格が下がるわけがない。とディスコで踊り狂っていたのですが、当時の大蔵大臣であった橋本元首相を筆頭にこの総量規制が出されたことで、銀行は資金の回収が不可能になり、不良債権が貯まり、バブルは崩壊します。

若い方でバブルをご存じない方も当時の様子がよくわかる映画が「バブルへGO!タイムマシンはドラム式」(主演:広末涼子、阿部寛)です。映画のタイトルこそ総量規制とは全く関係なさそうで、内容も「広末涼子、美人やわー」で終わってしまいそうな内容なのですが、テーマは「総量規制」です。

映画のタイトルが「総量規制を止めろ!タイムマシンはドラム式」だったら流行らないですからね・・・。総量規制の適応を止めるためにドラム式タイムマシーンで過去に行ったのが広末涼子で、ラスボスは経済を悪化させ、企業を買収しまくることで巨大なファンドを作ろうと目論む大蔵大臣です。

現在の賃金業法の総量規制とは異なりますが、単純に面白い映画なので興味がある方は一度ご覧になってみてください。


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