「入用」と「物入り」の違い

「入用」と「物入り」。両者ともお金に関する言葉だということはなんとなく知っていたのですが正しい意味を知らなかったので調べてみました。

「入用」と「物入り」の違い

日常の何気ない場面で「入用」「物入り」という言葉を使ったことはありませんか?どこかで耳にして何気なく使っているこの2つの言葉ですが、なんとなく文脈で使い分けていてちゃんとした意味をご存じない方も多いのではないでしょうか。私だけでしょうか。

というもの先日、とあるコンビニで、

とあるコンビニの男性店員

レシートはご入用ですか?

管理人

いや、大丈夫ですー。

とあるコンビニの男性店員

ありがとうございましたー(からの、レシート、クシャ&ポイッ)。

というよくある普通のやりとりを行ったのですが、「入用」の使い方が、間違ってはいないと思うのだけれど、どこかモヤモヤした感覚が残りました。

どうしてモヤモヤするんだろうと色々考えて、比較対象として似たような言葉である「物入り」という言葉を思いつき、「レシートは物入りですか?」と言われたらほぼ確実に間違っているとも思いました。

でも、そもそもとして私は「入用」と「物入り」の違いをなんとなくしか認識しておらず、両者の違い言葉で説明出来ないので、モヤモヤは一層増しました。

そんなこんなで自分に腹が立ったので、私が感じたモヤモヤの原因を、この2つの言葉の意味の違いをはっきりさせることでなんかわかれば良いなと思って調べてみることにしました。


入用の意味と使い方

入用の意味は以下の通り。

いりよう【入用】

  1. 用事のために必要なこと。
  2. また、必要な費用。

参考:岩波国語辞典(第二版)

これを見ると、やはり「レシートはご入用」という使い方は(たぶん)間違っていると判断できます。「必要ですか?」という意味合いとしては伝わるのですが、レシートだと「用事のために」という部分がしっくり来ません。

(1)の意味を見る限り、「今日のパーティでドレスは入用だよね」といった使い方なら正解(こちらも個人的にはあまりしっくりきませんが)。

やはり現代においてメインとなるのは、(2)の「必要な費用」としての意味で、「お金が入用だわ」といった使われ方かなと。

(「お金が」という主語をわざわざ付けることが多い理由については下記詳細(推測)あり)


物入りの意味と使い方

物入りの意味は以下の通り。

ものいり【物入り】

  1. 出費がかさむこと。

参考:岩波国語辞典(第二版)

こちらは、国語辞典に書かれている意味が1つだけでシンプル。とてもシンプル。

やはり「レシートは物入りですか?」だと「レシートは出費がかさみますか?」という意味のわからない日本語になるので違和感があって当然でした。


入用と物入りの使われ方の違い

さて、入用と物入りの意味を調べてみて、両者の違いがハッキリとしてきました。

入用は「必要である」という意味。(メインの使い方ではあるけれど)お金に限った使われ方をするわけではないので、「お金が入用」といった具合に、別途「何が」入用なのか(この場合はお金)という主語を付ける必要がある。

物入りは「出費がかさむ」という意味。入用と違って「必要性」を表しているというよりは、ただの事実を端的に表している。さらに、言葉の中に「お金の匂い」が強く組み込まれているので、「何かと物入り」とか「物入りだよ・・・(しょぼん)」といった具合に、主語を抜かしてもお金(出費)に関することを言っているんだなということが伝わる。

両者を使った文章を作るとしたら

何かと物入りだから、お金が入用だよ・・・

(意味:何かと出費がかさむから、お金が必要だよ・・・)

という文が正解かと。

逆に、両者の違いをわかっていないと、

お金が入用で、何かと物入りだよ・・・

(意味:お金が必要で、何かと出費がかさむぜ・・・!?)

といった前後を逆にした使い方をしてしまうような間違いを起こしてしまうかも。

これでは文として成立していないかと。


以上、ふとした疑問から入用と物入りという言葉について考えてみました。

この文章を読んでもらっているならお分かり頂けると思いますが、当方は言葉の専門家とかではないし、むしろ偏差値は底辺に近いので間違っているところもあるかと思います。

ですが、個人的にはかなり納得がいったのでこれからは正しい使い方が出来そうです。

正しく使って、正しく「お金がないアピール」をしましょう。


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